「ものづくり白書」先進事例に見る、日本の製造業が飛躍するためのカギ:ものづくり白書2017を読み解く(後編)(2/3 ページ) 部品・部材メーカーにおける第4次産業革命 部品・部材ユーザーでは、金型や工具などにセンサーを埋め込む、もしくは外付けすることで部品や部材そのものの提供にとどまらないサービス提供が可能になる。センサーやモジュールを活用し、設備からの稼働状況、可動率、サイクルタイムといった情報を見える化し、見える化された情報をもとに、3M(ムリ、ムダ、ムラ)の削減などのカイゼンを行う取り組みが広がっている。 事例:IBUKI(金型メーカー) 埋め込み式の特注センサーを用いて、従来匠にしか把握できなかった、射出成型中の「樹脂の流れ」や「金型挙動」をセンシング、型の開き具合からリアルタイムで成形機へのフィードバック制御などを実施。自社内での部品試作時にデータ取得することで、金型出荷と同時