視覚障害のある滋賀県栗東市川辺の佐志原誠一さん(84)が、趣味の木工制作をする際に出る切れ端を使い、大きさ約4センチのツルを千羽作った。「障害があってもやればできる」という思いがこもった木製の千羽鶴は同市小野の市立図書館に展示されている。 佐志原さんは生まれつき弱視で、現在、右目が失明し、左目の視力も0・03しかない。約40年前の交通事故で右腕も上がらず、約15年前からヘルペスも患っているという。「木工制作が好きで、作業に没頭すると体の痛みが忘れられる」とたんすや額縁、ベンチなどこれまで千点以上を手掛けてきた。 端材を役立てようと、3年前からツルを作り始めた。「せっかくなら千羽作ろう」と1日約10個作り続け、約3カ月で完成させた。市の広報で取り上げられたところ、「ぜひ作品を見てみたい」との声が寄せられ、図書館で展示することになった。 佐志原さんは「目が不自由でも、病気を持っていてもやる気が
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