以下、小川てつオの「感想世界」よりシェアブログ1152に投稿 最近の関心事は、私有地とか公共地とか、の土地の所有の問題。この本は、それに触れてそうだから、借りた。 笙野頼子は以前から気にしてはいたけど、なんとなく読めない文体だった。この本も最初のあまり有効とは思えない言葉遊びにひっかかり、もどかしく、読めなかったが、「語、録、7、8、苦を超えて行こう」から読んだら、すごい、と思った。欝と躁のブレンドが絶妙なのだ。狂いながら醒めて醒めながら狂って生きていく、感じがする。ぼくには、死ぬなら狂い死にしたい、それよりも狂い生きしたいという熱望のようなものがあるが、ここでの文章はかなり理想に近い。目に入った文章をいくつか。「埋没することと客観化することの両方が手放せないのである。」ああ、難しいな。読んでしまう。この本もう一回読んでから書くか。 吉増剛造に、リズムの魔、という言葉があった。絶頂期の吉増
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