すがやみつるの雑記帳 マンガ家・すがやみつる&小説家・菅谷充のblog「雑記帳」です。日記とは別に、日々の雑感や読み物風の文章を綴っています。 (当ブログで扱うテーマ、題材と無関係のトラックバック、コメントは削除させていただきます) 『テヅカ・イズ・デッド』を読んで一番おもしろかったのは、やはり、「キャラクター」と「キャラ」のちがいについて。5月から6月にかけて早稲田大学エクステンションセンターで開催されたマンガ表現についての講座でも、伊藤さんのキャラとキャラクターに関する解説があり、なるほどと膝を打ちながら講義を聴いていたが、本でまとめて読むと、さらに伊藤さんの言わんとしていることがよくわかる。 本書を読んでも同じ感想を持ったのだが、早稲田の講義を聞いたとき、ぼくはノートにこんなことを書いていた。 「キャラクターは立てるもの、キャラは萌えるもの」 「キャラクターには人生がある。履歴書が