神楽坂の『アユミギャラリー』早稲田の『ビジュアルアーツギャラリー』青山の『ラットホールギャラリー』を見て回った。 ラットホールでは深瀬昌久の「鴉」をやっている。12日までの開催ということで、ようやく間に合った。1970年台後半からカメラ毎日に不定期連載されていた「鴉」を僕はその時に見ている。 当時僕はまだ高校生。雑誌見開きで掲載された、夜、木の上で休むカラスの眼だけが怪しく光る写真を見て、なんてきれいなんだろうと思った。あれから30年。初めてプリントを見たが、美しさは何も変わっていなかった。写真家瀬戸正人が焼いたモダンプリントは、30年を越して輝きを放っている。1点50万円のプライスがついていた。 いいものを見た。当然写真を購入。1000部限定。おそらくもうすぐなくなってしまうだろう。 アユミギャラリーはいつ行ってもほっとする。展示はキューバの写真だが、町のスナップショットだけでな