携帯電話の位置情報機能を活用したサービスが進化している。NTTドコモは全地球測位システム(GPS)から得られたユーザーの位置情報を分析して、ユーザーがよく行く場所やよく通る経路を推定する機能を開発した。これが実用化されると、ユーザーがこれから向かうと予想される場所の情報をユーザーの携帯電話に配信することで、広告宣伝やマーケティングなどに活用できるようになる。 この機能は「リアル行動ターゲティング情報配信」といい、ユーザーごとの行動パターンの分析を、曜日や時間帯ごとに実施して、ユーザーの現在位置と進行方向によって、これから向かう場所を推定するもの。 たとえば、平日、昼休みにユーザーが会社の外に出たら、これからランチだと予測し、近くのレストランの新メニューの情報を配信するといったことが可能になる。また、休日、日用品や食材をまとめ買いする主婦に、よく利用するスーパーの安売りの情報を提供するなど、