ケータイで生命保険が売れ始めている。ネット専業のライフネット生命保険が7日までに携帯電話による申し込みで約100件の契約を成立させた。「人生で家に次ぐ高い買い物」ともいわれる生命保険は、営業職員の対面販売が主流だが、割安な保険料と簡単な手続きが若い世代の関心を呼び起こすか注目される。 ライフネットは定期死亡保険と終身医療保険に絞った商品構成と、人件費などの抑制で「大手の半額程度」という割安な保険料が売り物だ。6月、パソコンからのウェブサイトに加え、国内で初めて携帯サイトでの生保販売を始めた。一定の契約額までなら健康状態などの質問に答え、本人確認書類を郵送するだけで申し込みが終わる。 6月15日に九州の30代女性が初めて携帯で契約。これまでの契約が、パソコン契約も含めた全1万4432件(10月末時点)に占める割合は低い。ただ、20代や女性が目立つといい「育児でパソコンの前に座る時間が少な