保険の話でこちらのブログに辿り着く人も多いので、それに関する話。 60日型の保険も、平均入院日数が60日以下なのだから役に立つのでは?という意見がある。ところが、個人的にこれは統計の罠だと思うのだ。 昔は病院も60日以上の入院をさせていた。ところが最近は国からの保険料支払いの変更によって、患者を60日以上入院させると,そこで病院の収入が一気に減るようになっている。簡単に言い換えれば、病院側が入院患者を60日以上入院させると、それ以降はお金にならないどころか、病院にとって利益を奪う負債的存在になってしまうのだ。なので、60日以上入院が必要な人々に対しては、別の入院可能な施設に移って貰う。もちろん生命維持装置に繋がれて動かすことが不可能な患者さんに対してはそう言うことは無理だが、可能な人に対しては60日を迎える前に出て行ってもらう。 こうした事実があるので、当然一回あたりの平均入院日数は60日