『やがて君になる』5巻出ました! 表紙絵が水族館です。いいですねぇ。いよいよ文化祭直前になってきました。生徒会長の燈子先輩が言い出した文化祭での「生徒会劇の復活」。侑の友だちのこよみの脚本は、知らないうちに燈子先輩の本質に近づこうとしています。 自分を死んだ姉に重ねようとする燈子先輩と、お姉さんになりきろうと固執する燈子先輩を心配する侑。そして燈子先輩の一番の親友で、最も理解してくれているだろう佐伯先輩。三人を中心に生徒会劇はどのようになっていくのでしょう。そしてこよみの脚本はどのような結末を迎えることになるのでしょう? 丁寧な登場人物の心情描写がすごくいいです。特にお姉さんになりきることを目指しているのに揺れてしまう燈子先輩が特に5巻後半のポイントです。佐伯先輩の立ち位置も嫌いじゃないですよ。でもね、佐伯先輩は報われないよね……。それでもキリッと侑に燈子先輩のことが好きだ、と言い切るシー