とりどり 鶴崎展巨さん 鳥取砂丘の生物保護で県と手を携えるが、湖山池の汽水化事業には批判的だ＝鳥取市湖山町南４丁目 ◆苦い経験バネに　生息地守る 鳥取砂丘（鳥取市）に生息する希少な昆虫「エリザハンミョウ」を保護するチームのリーダーを務める。生息地に人を立ち入らせないよう、巣穴があるオアシス南側の湿った砂地を杭とロープで囲うように県に呼びかけた張本人だ。 「今回動いてくれなければ、鳥取県を告発するぞ」という意気込みで挑んだ保護活動。その裏には、水門を隔てて海につながっている市内の湖山池の汽水化事業での苦い経験がある。 県や市が「良好な水質」「豊かな生態系」などを目指すとして、２０１２年３月に水門を開けて本格的に海水を流入させた事業だ。前年、池にすむ希少種のカラスガイ保護について県から相談されていた。専門家から知見を得て、汽水化するとカラスガイを保護できないことを伝えた。 さらに調べると、河口