明日,2010年10月6日はノーベル化学賞の発表日だ. ちょうど1年前,自分の専攻分野からノーベル化学賞が発表され,勢いにまかせて別ブログに解説記事を書いてみた. 徹夜明けの僕が語るよ「日本で二番目に早いノーベル化学賞2009解説」 本ブログの方が記事を掲載するのに適切なため,ちょうど1周年記念ということもあり,ノーベル化学賞2009解説記事を再編集して掲載する. ちなみに僕は半人前の構造生物学者だが,リボソームの研究者ではないので要注意. はじめに 2009年度ノーベル化学賞は 受賞理由 "for studies of the structure and function of the ribosome" - リボソームの構造と機能に関する研究に対して 細胞内タンパク質合成装置であるリボソームの微細な立体構造の決定し,どうやってタンパク質が作られるか,その詳細を明らかにした研究が対象とな