ブックマーク / www.brh.co.jp (2)

  • RESEARCH 4億年もRNAを書き換え続けてきた意味

    RESEARCH 4億年もRNAを 書き換え続けてきた意味 由良 敬お茶の水女子大学 陸上植物のオルガネラ(ミトコンドリアと葉緑体)のDNAからつくり出されるタンパク質のアミノ酸配列は、DNAから推定される配列と異なることがあります。DNAからRNAへと転写された後に、特定の塩基だけを書き換えるのです。これをRNA編集と呼びます。DNAを書き換えれば一度ですむはずなのに、タンパク質をつくるたびにRNAを書き換える意味は何なのでしょうか。 1.植物オルガネラの奇妙な現象から発見されたRNA編集 1980年代後半から、陸上植物の研究者は葉緑体やミトコンドリアなどの細胞小器官(オルガネラ)がもつ遺伝子発現の際に起きている妙なことに気がついていた。オルガネラのDNAとRNAの塩基配列にい違いがあり、それぞれから推定できるタンパク質のアミノ酸配列が異なっているのである。最初は実験上の誤りだと思われ

    RESEARCH 4億年もRNAを書き換え続けてきた意味
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/03/01
    なるほど。Tの2量化を回避するためにわざわざRNAを編集するのか! これはつまり、RNA編集能力を獲得したからこそ植物は陸上に上がってこれたということではないか?
  • RESEARCH 巨大ウイルスから見える新たな生物界の姿

    RESEARCH 巨大ウイルスから見える新たな生物界の姿 緒方 博之京都大学 これまで、ウイルスは生きものではないとされてきた。ところが2003年に、ミミウイルスと呼ばれる巨大ウイルスが同定され、ウイルスの概念が変わった。巨大ウイルスがどのように進化し、生物界でどのような役割を担っているのか。そこから新しい生物界のありようを解明したいと考えている。 1.これまでのウイルス観 地球上の生きものは、大きく真正細菌、古細菌、真核生物という3つのグループ(ドメイン)に分類される。ウイルスはどの生きものにも感染し、真正細菌に感染するものをバクテリオファージと呼ぶ。中心にはDNA あるいはRNAのどちらか一方の核酸があり、それがカプシドと呼ばれる殻に包まれ、ウイルスによっては、さらに外側をエンベロープと呼ばれる膜が覆っている。 生きものに感染したウイルスは、細胞内でウイルス核酸の複製とウイルスタンパク

    RESEARCH 巨大ウイルスから見える新たな生物界の姿
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2015/08/20
    “ミミウイルスはアミノ酸をtRNAに結合するアミノアシルtRNA合成酵素など、リボソーム以外の翻訳に関わる分子の遺伝子をもっていることが明らかになった” これはもうほとんど生物と言って間違いないでしょうね。
  • 1