青森市立浪岡中2年の女子生徒(13)がいじめ被害を訴えて自殺した問題で、斎藤実校長は30日、保護者の了解を得た上で、ほかの学年も含めた生徒全員から、いじめの有無を聞き取る方針を明らかにした。 女子生徒の父親(38)らは29日、学校を訪れ調査の実施を求めた。斎藤校長によると、女子生徒が書いた年2回のアンケートや、学校生活を記録したノートの内容の確認作業に着手したという。 遺族への取材では、女子生徒は中1だった昨年6月、同級生からLINEで悪口を言われる嫌がらせを受け、遺族は学校に相談していた。 斎藤校長は、今年6月にも同様の嫌がらせを把握したことを明らかにした。女子生徒と面談したほか、悪口を書き込んだ複数の生徒を口頭で指導し、その後は相談がなかったという。 女子生徒は2学期の始業式翌日の今月25日、青森県藤崎町のJR北常盤駅で列車にはねられ、死亡した。県警は状況から自殺とみている。 2013