浜松市天竜区佐久間町の天竜川で一月末、土砂崩れによって崩落した原田橋について市は二十一日、住民代表との意見交換会を同町で開き、再建ルート案を三案示した。住民代表の多くは崩落現場から約二百メートル下流に、長さ三百メートルの橋を架ける案を望んだ。浜松市は七月下旬までに案を一つに絞り着工を急ぐ。 再建案は、崩落現場近くに長さ百六十メートルの橋を架け直すA案、崩落現場の二百メートル下流に長さ三百メートルの橋を架けるB案、崩落現場から五百八十メートル下流に長さ四百五十メートルの橋を架けるC案の三つ。 A案は弓なりの構造で橋を支えるアーチ橋。B、C案は川底から橋脚をそれぞれ二本、三本立てて支える箱桁(はこげた)橋になる。橋の高さはそれぞれ、道路の高さと合わせる。工期はA案が四年、B案が五年、C案が七年。