お盆休みに帰省した子どもに、祖父母などがお小遣いを渡す「お年玉」ならぬ「お盆玉」が広がりを見せています。 小学生の娘や息子と一緒に岩手県に帰省したという女性は「子どもが初めて『お盆玉』をもらいましたが、最初は何のことかわかりませんでした。私の両親は『お盆玉を渡すのが世の中のマナーらしい』と言っていました」と話していました。 東京 渋谷にある雑貨専門店では、6年ほど前から「お盆玉」用の袋の販売を始め、この夏は、専用のコーナーを設けておよそ70種類もの商品を用意しています。 「ロフト」の広報担当、田中寛子さんは「以前は、こうした袋の需要が高まるのは正月の前でしたが、今は夏と冬の2回です。『お盆玉』はすっかり定着しつつあると思います」と話していました。 こうした動きについて、明治安田生命保険のチーフエコノミスト、小玉祐一さんは「金銭的に余裕のある高齢世代の人たちが、孫にお金を渡す動きがあるほか、