冬の野辺山宇宙電波観測所の風物詩のワンシーンを撮影したものです。冬は45メートル電波望遠鏡の観測シーズンですが、雪が降ってくると観測は一時中断し、雪がなるべく鏡面につかないような方向にアンテナを向けます。ついてしまった雪は昼間に太陽の方向に向けて融かすのですが、真冬の最高気温が0度にならない野辺山では思うように融けないことがよくあります。特に、湿り気の多い雪ならなおさらです。そういった場合は、写真のように鏡面の雪かきをすることになるのです。 45メートル電波望遠鏡の観測シーズン 野辺山45メートル電波望遠鏡の観測シーズンは、水蒸気の少ない冬から春にかけて(12月から5月頃)になります。「雪が降ったり気温が低かったりして厳しい環境だから観測するのも大変そう」と思われるかもしれませんが、実は、寒いからこそ観測できるのです。 45メートル望遠鏡で観測している電波は、電波の中でも波長の短いミリ波と
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