1. 「SIMロック」解除に関する動き 総務省は、2007年から国内携帯電話におけるSIMロック解除を本格検討しています。当時開催された「モバイルビジネス研究会」では、各キャリアはSIMロック解除の方針に慎重姿勢を見せたものの、NTTドコモの関係者がSIMロック解除の検討を示唆する発言をしたことがニュースになりました。ドコモ前社長の中村氏も、「SIMロックを解除するなとは言わないが、議論をする必要がある」と述べたり、「ドコモのケータイにソフトバンクのSIMを挿しても『Yahoo!ケータイ』すら表示されない状況をどう判断するか」などの本質的問題を提起しました。 管轄官庁である総務省は、同年6月、2010年をめどに携帯電話の利用規制を大幅に見直し、「SIMロック解除」によって携帯電話会社を変えても機種はそのまま利用できるというシステムを取り入れる方針を明らかにしています。今年3月、ついに同省は