第一部では、県の公共施設でアーケードゲーム(※家庭用も一部含)の展示が行なわれた事例として「あそぶ!ゲーム展 ステージ1」をご紹介した。第二部となる今回は、筐体を個人所有されている方々が、新たな遊び場を提供する活動に焦点を当てて特集する。 ゲームセンターで100円の収益をあげるために世に出されたアーケードゲーム筺体・基板は、その役目を終えてしまえばスクラップされるか、もしくは中古流通業者(ディストリビューター)を介して、ほかのゲームセンターや個人の手に渡るというのは前回でも説明したとおりだ。 しかし、ディストリビューターから筐体を「現状渡し」を条件に購入した場合、それが完動品であるとは限らない。たとえばレースゲームであればハンドルやペダル、シフトレバーなど、プレイヤーが直接的に操作する部分は酷使され、ほとんどボロボロの状態で渡されることも少なくないという。このような場合はもちろん修理せざる
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