新型コロナウイルスによる減収、路線廃止への影響は?「単独で維持困難な線区」の廃止や、国・自治体からの支援により経営再建を目指している最中のJR北海道ですが、そんな中、襲ってきたのが新型コロナウイルスです。 2019年度は運賃値上げもコロナ影響で過去最悪の赤字JR北海道は、2019~2020年度の2年間で、総額400億円もの支援を国などから受けています。そして、国に提出した経営再建計画に従って、収益を少しでも改善することが、2021年度以降の支援の条件となっています。 2019年度は、10月に運賃値上げを実施したこともあり、第3四半期までは通期予想を上回る業績を上げていました。ところが、第4四半期(2020年1~3月)に新型コロナウイルスの影響が顕在化。JR北海道単体の営業収益で42億円、連結で62億円の影響があり、最終的に、2019年度の連結経常利益は過去最悪の135億円の赤字となりました