「4月、5月の収入はあわせて月2万でした」 東京都内に住み、シングルマザーとして小学生の娘2人を育てている、ある女性。こども食堂からの知らせでパソコンとWi-Fiを貸し出すプログラムがあることを知り、娘たちのためにと応募しました。8月から親子で、私が代表を務めるNPO「カタリバ」のオンラインプログラムに参加しています。 「今は仕事が少しずつ戻ってきているものの、都内では感染者が増えているため今後どうなっていくか不安です」「娘には発達障害があり、コロナでストレスが増えている中での学校生活も不安です」そんな風に、彼女は話しています。 子育て中の保護者はどのぐらい苦しんでいるのかこうした収入不安や生活不安は、珍しい声ではありません。3月の全国一斉休校の知らせを聞き、コロナ禍における子どもたちの支援に向けてカタリバが動き始めてから、もうすぐ半年間。こうした保護者と、この半年で何人も出会ってきました