元東洋太平洋S・フライ級、元日本バンタム級王者の赤穂亮(36歳=横浜光)が自らのSNSで引退を表明した。「44戦もできるなんて思っていなかった」と綴り、サポートしてくれたファンや関係者への感謝を表わした。 2005年2月にプロデビューした赤穂は軽量級離れしたパンチ力を武器に、11年5月に東洋太平洋S・フライ級王座を獲得して3度の防衛に成功。12年大みそかにWBC同級王者、佐藤洋太に挑むものの判定負けに終わった。 2度目の世界挑戦は15年8月のタイ。WBOバンタム級王者プンルアン・ソーシンユーに挑むも2回KO負けに終わった。その後再起して連勝を重ね、17年3月に日本バンタム級王座に就いた。 世界再挑戦のチャンスに恵まれない中、昨年12月に韓国で元2階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と対戦。世界戦に挑む意気込みで試合に臨んだが、2回にカシメロの猛攻を浴びて試合はストップ。後頭部へ