放射線を浴びると癌になります。 だんだん線量が低くなると、(本当はどうなっているのか分からないけれど)0になるところまで癌になる確率を直線的に引こう、という考えが、線形しきい値なし=Linear Non-Threshold (LNT)仮説。これをICRP(国際放射線防護委員会)は採用しています。 ICRPは、LNT仮説をとって、しかも、(現在は放棄しましたが)『集団線量』という概念を作り出しました。どういうことかというと、まず、線量は人を越えて足し算できる、と仮定する。 (ある人の受けた線量)+(別の人の受けた別の線量)+…=(集団線量)。 同じ線量ならかけ算もできることになります。 (個人の受ける線量)X(人数)=(集団線量)。 さらに、LNT仮説によると癌確率は線量のみに比例するから、 (死亡人数)=(死亡確率)X(集団線量)。 つまり、1/200の確率で癌で死亡する線量(100mSv
![2011-04-28](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)