本連載は、長年、不動産会社で不動産金融・不動産法務に従事し、現在は相続・不動産コンサルタントとして活躍する藤戸康雄氏の著書、『「負動産」時代の危ない実家相続 知らないと大損する38のポイント』(時事通信出版局)の中から一部を抜粋し、実家の相続について問題点や対策をわかりやすく解説します。 亡父の家のはずが、名義は祖父のまま!? あなたの実家は親が初めて建てた、あるいは購入した家でしょうか? それとも親の親、すなわち祖父母の代から所有していた家でしょうか? 自分の実家が祖父母の代から所有されていた場合は、念のために実家の登記簿謄本を調べてみてください。 戦前のわが国には「家督相続制度」というものがありました。簡単にいえば「その家を継ぐ者(男子、年長者が優先されていました)がすべての財産を引き継ぐ」というものです。あなたの父親は8人きょうだいの長男です。祖父から実家を含め財産をすべて相続しまし
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