『「大洋村の別荘地を見てきました。」（日比恆明氏）』【特別リポート】 「大洋村の別荘地を見てきました。」 日比恆明氏 （弁理士） 茨城県の大洋村にある別荘地を見学してきました。現在、「大洋村」という地名は無く、大洋村は２００５年に鉾田町、旭村と合併し、鉾田市となっています。従って、正確には「茨城県鉾田市大洋地区に行ってきました」ということになります。図１にある朱色で囲まれた地域が鉾田市となります。 図１ この地区が有名なのは、首都圏に住むサラリーマンに向けて狭小の別荘が大量に販売されたことです。１９７０年代から１９９０年代の間、「サラリーマンでも買うことが出来る別荘」というキャッチフレーズで超低価格の別荘が次々と建てられ、東京や神奈川のマンション住人が相次いで購入しました。 この頃には、新聞広告、テレビコマーシャルで大量の宣伝がされていました。宣伝文句では、「この地区は雄大な太平洋に面し、沖を流れる黒潮の影響で気候が温暖であり、広い庭がある
