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2020年3月15日のブックマーク (2件)

  • 恐怖の伝染病「ペスト」はこうして始まった

    世界を震撼させている新型コロナウイルス。3月11日には、感染者数が1万5000人を超えているイタリアが全土移動制限に踏み切ったほか、同じく感染者数が増えているアメリカは欧州連合(EU)諸国からの入国を停止する措置を講じるなど影響は広がり続けている。 こうした中、イタリアやフランス、イギリスなど多くの国でベストセラーになっているのが、1947年に発表された『ペスト』(宮崎嶺雄:訳)である。フランスのノーベル文学賞作家、アルベール・カミュが書いた同作品は、高い致死率を持つ伝染病ペストの発生が確認されたオラン市が舞台。感染拡大を防ぐため封鎖された街の中で、直面する「死」の恐怖や愛する人との別れ、見えない敵と闘う市民の姿が描かれている。 対応に後れを取り続ける行政や、デマ情報に攪乱される市民――。『ペスト』は70年前に刊行された作品にもかかわらず、新型コロナウイルスをめぐる現状とおそろしく重なり合

    恐怖の伝染病「ペスト」はこうして始まった
  • コロナ騒動で激売れする小説「ペスト」の中身

    新型コロナウイルスの影響でいまだ十分な供給の目処が立たないマスクSNS上の誤った情報をもとに買い占めが発生したトイレットペーパーと同じように、全国の書店で品切れが続出しているがある。 フランスのノーベル文学賞作家、アルベール・カミュ(1913~1960年)が1947年に発表した『ペスト』(宮崎嶺雄:訳)だ。舞台は1940年代のアルジェリア・オラン市。高い致死率を持つ伝染病ペストの発生が確認され、感染拡大を防ぐために街が封鎖される。外部と遮断された孤立状態の中で、猛威を振るうペストにより、突如直面する「死」の恐怖、愛する人との別れや、見えない敵と闘う市民を描いた作品だ。 新型コロナが話題になる前の13倍に 発売元の新潮社によると、1月下旬から売り上げが急増。営業担当者がその理由を探してTwitterでタイトルを検索すると、「武漢の状況を見ると『ペスト』を思い出す」という投稿を大量に発見し

    コロナ騒動で激売れする小説「ペスト」の中身