ブックマーク / honyakumystery.jp (1)

  • 乱読クライム・ノヴェル第13回 ジョン・ボール『拳銃をもつジョニー』(執筆者:小野家由佳) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    「今の翻訳ミステリー大賞シンジケートは、過去の名作についての言及が少ない!」ーーそんなことをお思いの方はいらっしゃいませんか? そういう方向けの連載が今回から月イチで始まります。犯罪小説が大好きでしかたがないという小野家由佳氏が、偏愛する作家・作品について思いの丈をぶつけるコラムです。どうぞご期待ください。(事務局・杉江) 戸板康二の『松風の記憶』(1960)を読んだ時は、感嘆しました。 この作品は老俳優にして名探偵である中村雅楽ものの長編なのですが実は謎解きミステリとして読んだ時、必ずしも彼は必要ではないのです。謎とその解明という意味において、この作品は彼を関わらせなくても成立しています。 なのに、中村雅楽を登場させているのは何故か? それは、謎解きミステリとしてではなく、物語として、名探偵を必要としているからです。 読者に真相を知らせるだけなら、雅楽がいなくても良い。けれど、雅楽が〈解

    l08084
    l08084 2019/02/04
  • 1