近年、「幸福度」に関する研究が盛んだ。幸せな従業員は、不幸せな従業員よりも、創造性、生産性が高く、欠勤率、離職率が低いことが分かっている。 近年、「幸福度」に関する研究が盛んだ。内閣府でも2010年から「幸福度に関する研究会」が発足した。先進諸国でも、国家の指標として活用する動きが広がっている。国の豊かさを示す指標としては経済指標のGDP(国内総生産)が主に用いられてきたが、経済的豊かさが幸福感と直接的に結び付かないということが明らかになり、最終ゴールとしての幸福度が脚光を浴びているのだ。 企業においても、幸せな従業員は、不幸せな従業員よりも、創造性が3倍高く、生産性が30%高く、欠勤率が低く、離職率が低く、組織を助け、外向的で、知的で、創造的で、情緒が安定し、健康であり、長寿でもあるということが分かっている。 ミシガン大学教授のグレッチェン・スプレイツァーらが安定的に高業績を上げる組織の
![幸福を決めるのは「強度」ではなく「頻度」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3e44587bbac110d81838d01834f06ddcf67135fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fexecutive%2Farticles%2F2105%2F19%2Fyf_aiharabook.jpg)