HOME 書評――石岡繁雄・相田武男著『氷壁・ナイロンザイル事件の真実』を読む 折原浩200704 厳寒の北アルプス・穂高岳で遭難があいつぎ、いずれも命綱が切れ、ひとりの若者は墜落して絶望、とラジオ報道で知ったのは、今から約五十年前、大学一年生のころだったと思う。その後、この事件を題材とする井上靖の小説『氷壁』が、朝日新聞に連載され、「山のロマン」として評判になった。筆者も、とびとびには読んだ記憶がある。作家はたしか、「ナイロンザイルに欠陥があって切れた」と、はっきりとは語らなかった。しかし、読者はおおかた、「これほど大々的に取り上げられるのだから、すでに原因は明らかにされ、決着がついているのだろう」くらいに受け止め、山好きの人以外、事件そのものにはあまり関心を向けず、そのうちに忘れてしまったのではないかと思う。筆者も、そのひとりだった。 ところが今回、思いがけず石岡繁雄・相田武男著『石岡
2009年12月02日23:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 使われるな使え - 書評 - 60歳までに1億円つくる術 著者より献本御礼。 60歳までに1億円つくる術 内藤忍 はじめにお断りしておくと、本書には新しいことは何も書いていない。本書もまた星の数ほどある「金融リテラシー本」の一つである。 しかしそれがコンスタントに売れているということは、その「新しくもない」ことがわかっていない人が、星屑の数ほどいることを示している。そういう人々にとって、本書はもっとも「けれんみのない」一冊だ。勝間和代を目指すにしろ目指さないにしろ。本書程度の術はもっていたいものである。 さもなければ、あなたがお金を使うのではなく、あなたがお金に使われることになるのだから。 本書「60歳までに1億円をつくる術」は、実はお金をつくる術ではなく、お金に使われない術である。 目次 序章 「今の自由」を手に入れる
「義経サマ萌え」「義経サマって弁慶と衆道?(←妄想)」と腐女子が語り、「ちょwww加藤に福島www豊臣こっちwww頭悪すぎwwwwwwww」と「関ヶ原の合戦実況スレ」で盛り上がり、「うちのワンコは日本一」というブログを徳川綱吉が書く。書籍「歴史Web」(日本文芸社、1260円)は、2000年前からインターネットがあったら、という想定で、「さながら現代のシュリーマンのようにキャッシュの山を探し出し、修復し、収録した本」だ。 「歴史上の人物だって、現代のわたしたちと同じように、玉の輿に乗りたい、金もうけしたいと思っていたんです」――著者で、書籍「『超』日本史」などで知られる藤井青銅さんは、歴史Webを通じて歴史を身近に、人間的に感じてほしいと話す。 「松尾山の小早川。依然マターリ動かず」「裏切りキタ――――(゚∀゚)――――!!!!!」などレスが次々に付き、「レス数が1000を超えています」と
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