ホームレスの男性が寝ていたテントに火をつけ、殺害しようとしたとして、兵庫県警尼崎北署は30日、殺人未遂容疑で、いずれも尼崎市内に住む14歳の市立中学3年の男子生徒2人を逮捕した。 逮捕容疑は3月29日午前0時50分ごろ、同市南武庫之荘の武庫川河川敷で、ホームレスの男性(65)が住んでいた小屋のブルーシートにライターで火を付け、殺害しようとしたとしている。男性は寝ていたが、すぐに気が付いて火を消したため、無事だった。 同署によると、2人は男性に石を投げたら投げ返されたり、喫煙を注意されたりしたことがあったという。 調べに対し、「懲らしめてやろうと思っていた。火をつけて、燃え移っても構わないと思った」と供述し、容疑を認めているという。同署は未必の殺意があったと判断した。 2人はこの事件の約1時間後、現場近くの市営住宅に侵入し、消火器をまき散らしたとして、建造物侵入などの容疑で逮捕され、家裁送致