西郷隆盛や新選組、白虎隊も靖国に合祀(ごうし)を――。石原慎太郎・元東京都知事や亀井静香衆院議員らが12日、東京・靖国神社を訪れ、国家に敵対した「賊軍」と称される人々の合祀を求める申入書を渡した。 申入書では、中曽根康弘氏、森喜朗氏ら元首相をはじめ、与野党の国会議員、経済人らが賛同者に名を連ねた。靖国には国家側で戦った官軍だけがまつられ、賊軍は除外されている。申入書は2018年に明治維新から150年を迎えることを踏まえ、「近代日本のために志を持って行動したことは、勝者・敗者の別なく認められるべきだ」として合祀を求めている。 亀井氏によると、応対した徳川康久宮司は「ただちにそういたしますとは言えません」と答えたという。