高木美帆選手 バンクーバー五輪のスピードスケートに出場する北海道幕別町立札内中学3年、高木美帆選手(15)の高校入試が、特例措置で約1カ月前倒しされ、15日に実施されることになった。高木選手は地元の帯広市立帯広南商業高校への進学を志望しているが、推薦入試のある2月12日は五輪開幕前日だった。 帯広南商業の川真田(かわまた)政夫教頭によると、今月4日に札内中から試験日程について問い合わせがあり、帯広市教委や北海道教委と協議。「入試の日程は受験生の五輪出場を想定していなかった。高木選手の将来を考えて受験の機会を与えるべきだ」として特例措置を取ることにしたという。 15日に面接試験が行われる。合否は、正規の推薦入試の結果と合わせて決まる。川真田教頭は「入試は特例だが、選考は公平に行う」と話している。