横浜銀行を舞台としたカード偽造事件の容疑者は、同行のATMシステムの保守・管理を担当する富士通フロンテックの社員だったことが明らかになった(関連記事:横浜銀行のシステム委託先社員、カード偽造で数千万円を不正に引き出し)。 横浜銀行は2010年1月4日に勘定系システムなどを刷新し、共同利用型の新システム「MEJAR」を稼働させた(関連記事:横浜銀行が勘定系を刷新、共同利用型の新システムを全面稼働)。システム開発についてはNTTデータに委託し、富士通製メインフレーム上で動作させている。MEJARは預金や融資などの業務処理を担う基幹系システムだけでなく、ATMやインターネットバンキングなどのシステム群についても、広く共同利用するのが特徴だ。