提供:深月ユリア 連日、旧統一教会の問題が報じられているが、大手メディアで報じられないような、より踏み込んだ議論しようと、10月8日に筆者はシンポジウム「THE『カルト』」を開催した。 登壇者は、ジャーナリストで前参院議員の有田芳生氏、東京新聞の記者の望月衣塑子氏、光寿院住職で旧統一教会関連団体であるUPF(天宙平和連合)平和大使の酒生文弥氏、オカルト編集者・ライターの角由紀子氏、そして、司会は筆者が務めた。 また、オーディエンスには、「登壇者たちの主張を学びたい」という旧統一教会の幹部の姿もあった。 シンポジウム序盤、酒生氏はUPFの擁護とメディアへの批判を行った。 「UPFにはアメリカのタカ派の政治家やCIAも来ていました。“世界の宗教の統一”と多くの死者を出したマルクスの共産主義への“反共”という面で意義があると思います」(酒生氏) 「他にも問題視されるべきカルト団体がある。メディア