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  • 成長か均衡か:中華人民共和国の経済政策論争と中央・地方関係(高原明生)

    今日の総合テーマは中華人民共和国の60年を問うという非常にスケールの大きなものでございまして、60年を通して何が私に話せるだろうと考えまして、経済政策決定をめぐる政治についてお話申し上げることといたしました。 経済政策といっても、もちろんいろいろあるわけですが、中心に取り上げる問題は、1つは制度改革ということです。つまり、1950年代、その計画経済の構築という作業があり、毛沢東のもとでそれに修正が加えられるということがありました。その過程には異なる意見のせめぎ合いがあるわけですが、改革開放の時代になって計画経済を改革し、そしてついには、計画経済を放棄して市場経済を目指すといった経緯で、制度改革が進んできたわけです。それが1つの大きな問題群ということになるかと思います。それからもう一つはそれとは別に、いずれの時代におきましても、中国はずっと発展途上国であり、当然ながらどのような戦略で発展して

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