各歳毎の人口ピラミッドを図示した。同時に、15歳以上は、労働力状態、すなわち就業しているか、通学、家事、その他かの状態別の区分を示した。 各歳の人口が少ないところは、日中戦争、第2次世界大戦終戦前後、ひのえうまなどの影響を受けていることがうかがえる。 人口数の特段に多い第1次ベビーブームの団塊の世代は、終戦後の出生増とその後の産児制限等による急激な出生減から生じたが、それがさらに第2次ベビーブーム(団塊ジュニア世代)を生んだ。 第2次ベビーブームから第3次ベビーブームが生じなかった点、また15歳未満の人口についても、出生率の低下にともなって、概して0歳に近いほど人口が少なくなっている点など、少子化の影響がグラフにあらわれている。(出生率動向については図録1550参照) 団塊の世代でも一番多いとされる1947年生まれ以降の労働者約300万人が60歳定年を迎えることから、技能・技術の伝承や退職