最後の抗ガン剤、最後の治療が終わった。3回の手術。6回の抗ガン剤。 全身の痛み、吐き気。 吐いた後、鏡の中の私を見る。 髪の毛はない、まつげも眉毛もない。 青白い顔。針による腕の内出血の跡。 体の、赤黒く、長い傷。そうか。私は、人間なのか。 自分の異常な排泄物を見つめて、ため息とともにトイレを流す。 痛みが酷く、生きることを辞めたい時があった。 歩く、食べる、排泄、どれも出来ない時があった。 痛みに耐えて、寝て、天井だけを見つめた日。恐ろしい悪夢。 全身麻酔から目が覚めた瞬間の光景。汗で濡れた病院のパジャマ。 点滴棒を支えに歩く。 点滴の音。あのカーテンの色。 痛みで、のたうち回った日。痛みで叫んだ日。干からびた舌。身体のホッチキス。 唾液を飲み込み感じた、喉まで入れられた呼吸器。身体から伸びるドレーン。顔からずれ落ちた呼吸器。 手にまとわりつく大量の髪の毛。無言で髪の毛を片付ける私と夫
こんにちわ〜ハチドリちゃんです。先日の記事にて、”死生観と安楽死について”書き、私の敬愛するブロガーさんが、安楽死に関してしっかりと意見を伝えてくれました。 さらに考えを発展させることができたので、今回も重たいトピックではありますが、お話したいと思います。 前回の記事:死にたい・死んだほうがまし と考えたことがある、元がん患者が死生観・安楽死について話したいの。① 記事にしてくれたブロガーさん:「四つ這いおとな」さん 「脳性麻痺」という先天性の障碍を抱えてるため直立歩行はできず、車椅子と”四つ這い”で移動しながら、日本のどこかでひっそりと暮らす、20代男性ライター サムネイル画像がハチドリちゃんだ! 四つ這いおとなさんは、上記の記事内にて、「安楽死に賛成する人の方が多数派」と記載されていて、まずそこから考えていきます。 ”「安楽死・尊厳死」についてしっかり考えた上で賛成している人” は多く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く