仕事に電子メールが不可欠となって久しいが、グループで情報やデータを共有して共同作業をするには、必ずしも使い勝手のいいツールとはいえない。 そこで注目されているのが、SNSの業務での活用だ。都内のIT企業に勤める30代男性のAさんは、上司の指示でフェイスブックを業務に使い始めたという。「情報共有の効率アップ」がねらいだ。上司の呼びかけに競って「いいね!」押し合う Aさんの職場で主に活用しているのは、フェイスブックの「グループ」という機能。特定の「友達」だけで情報を共有でき、文章だけでなくデータファイルや画像も共有できる。 いつでもメンバーの追加や削除ができるので、途中から議論に参加したメンバーも、過去の経緯を確認し、ファイルを再利用することができる。 メッセージの送付も簡単で、チャットも使える。フェイスブック内で業務を完結できそうな勢いだ。なるほど、メールの使い勝手の悪さをカ