セブン&アイ・ホールディングスは10日、傘下のそごう・西武が運営する「そごう西神店」(神戸市西区)を2020年8月に閉鎖する、と発表した。西武の岡崎店、大津店のほか、そごうの徳島店もそれぞれ20年8月に営業を終了。そごう川口店は21年2月に閉店する。 そごう・西武も同日発表し、閉鎖に至った経緯について、近年の営業不振に歯止めがかからず、「現状のままでは業績の改善を見通すことは困難」とした。 同店は1990年10月10日に開業。営業面積は1万6562平方メートル。売上高は96年2月期の257億円がピークで、19年2月期は110億9500万円に落ち込んでいた。 19年9月15日現在の社員数は、本社員51人契約社員84人の計135人。同店の男性従業員は「寝耳に水だ」と動揺を隠せない様子だった。