首都圏などでは近年、保育園の待機児童問題や新型コロナウイルス感染症の不安などから子育てがしにくいと感じる人が増えています。確かに、田舎に引っ越せば、保育園も待機なしで入園でき、新型コロナウイルスの感染リスクも下がります。 さらに、企業でのリモートワークが浸透しつつあり、子育てを目的とした「地方移住」がしやすくなったと言われています。そこで今回は子育てを意識して引っ越しを考えている人向けに、地方移住のメリット・デメリット、地方自治体での支援制度について紹介します。 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が2020年5月に行ったWebアンケートによれば、東京圏(人口約3800万人)に在住する20~59歳の49.8%が「地方移住に関心がある」と答えました。 非常に多くの人が地方移住に関心を寄せていることが分かりますが、このように地方移住が注目されるようになったのには、以下のような理由があります