インド北部ウッタルプラデシュ州シータープルで、動画制作チームと話をするナレンドラ・ベルマさん(右、2023年1月9日撮影)。(c)Sanjay KANOJIA / AFP 【7月30日 AFP】演技はお粗末、内容はうそ。それでも、インドではナレンドラ・モディ(Narendra Modi)政権下でヒンズー至上主義が勢いを増す中、過剰な演出がされたやらせ動画が拡散され、宗教間対立をあおっている。 ある5分ほどの動画では、屋台のスナックにトイレ用洗剤を混ぜたイスラム教徒の男性が、通行人にとがめられる。この動画はフェイスブック(Facebook)で500万回以上再生された。 ユーチューブ(YouTube)で350万回以上再生されている別の動画では、果物売りが量り売りの果物の数をごまかして客に渡すと、それを見破った通行人に店主が暴力を振るわれる。インドでは果物売りはイスラム教徒が多い。 動画には「イ