元祖国際秘宝館(がんそこくさいひほうかん)は、近畿観光開発が展開していた秘宝館の総称[1][2][3]。1972年(昭和47年)10月、三重県度会郡玉城町に伊勢館が開館し[4]、1981年(昭和56年)には鳥羽市に鳥羽館(SF未来館)、山梨県東八代郡石和町(現・笛吹市)に甲府石和館が開館した[1]。姉妹館の甲府石和館は1987年(昭和62年)、鳥羽館は2000年(平成12年)に閉館し[5]、残る伊勢館も2007年(平成19年)3月31日をもって閉館した[6][7]。 従来の、性器を象った神体や男女の交歓を描いた古美術の展示に留まらず、等身大のマネキンやジオラマによる視覚的エンターテインメントを目指した「秘宝館」としては最初の施設であり[8]、元祖国際秘宝館の成功後、全国各地に秘宝館が開館していったことから[9]、「秘宝館の始祖」と称される[10]。 沿革[編集] 前史[編集] 元祖国際秘宝