大学生のころ、受講していた小熊英二先生の社会学系の授業で題目のような言葉を聞いた覚えがある。 確かに、その通りだと最近思う。社会人になると、出会いの機会も少なくなり、恋愛にも少し奥手というか、慎重になってしまう。積極的に会社の外や別のつながりを持とうと動かない限り、人間関係は広がらないし、選択肢も狭まってしまう。私のような人間のことだが、思っていたより、そういう人は多いらしい。 もちろん、現在はSNSや婚活系のサービス、企画や業者、様々なものがサポートしてくれるものの、それに満足している人は少ないのではないだろうか。 そうなると、やはり人は周りの人間から相手を探そうとする。その時に、どれだけ自分の周辺に、もしくは、自分の周辺の周辺に、より良い相手がいるか、という問題に直面する。これを考えた時、やはり小熊先生の言っていたことは正しくて、現状の日本では、まだまだ学歴重視の社会で、やはりより大学