最近、コーラ売り場が元気だ。日本の炭酸飲料市場のうち、約半分を占めるコーラ商品。話題の中心になっているのは、定番のレギュラーコーラ(砂糖入りコーラ)ではなく、ノンカロリーをうたったコーラで、新製品が続々登場している。 コーラ市場は「コカ・コーラ」「ペプシコーラ」の2大ブランドが圧倒的に強い。日本の場合、先行するコカ・コーラを、サントリーのペプシコーラが追う図式だ。 ペプシコーラのラインアップ中、今年もっとも販売数量が多い主力商品が、3月27日に発売された新商品の「PEPSI NEX(ペプシネックス)」。0カロリーながら“ダイエット”とも“ゼロ”とも付かない製品だ。登場してまだ3カ月だが、すでにペプシネックスの販売量はレギュラーペプシを超えている。 従来はレギュラーコーラが「主」なのに対し、低カロリー/ノンカロリーコーラは「従」の関係にあった。ノンカロリーのペプシネックスを主力商品に据えたの