画像の符号化 (Image Coding) 1. はじめに ここでは、画像を圧縮する符号化方式の概要について紹介します。 画像信号の情報量は極めて多く、伝送や蓄積を効率的に行うため、これらを圧縮する技術が用いられています。 これらの技術を、符号化(Image Coding)と言います。 この符号化では、方式の互換性を保証するための標準化が重要です。 たとえば、JPEG方式やMPEG方式は、ISO等の機関が中心となって、標準化作業が行われています。 なお、厳密には「符号化」は次の2つに分類されます。 (1) 情報を圧縮する情報源符号化 (Source Coding) (2) ネットワークや伝送路の特性に合わせて、変調や誤り訂正等を行う通信路符号化 (Channel Coding) ここでは、(1)の情報源符号化について解説します。(以下単に、「符号化」と呼ぶことにします。) なお、画像符号化