2020年5月25日のブックマーク (2件)

  • 花は枯れてしまうから|戸田真琴

    リアリティ番組に出演していた女の子が死んでしまった。 SNS上ではSNS批判が盛り上がり、誰かを匿名で誹謗中傷することはいけないことだと改めて叫ばれている。そんなことは猿でもわかっていなきゃいけない当たり前のことなので、今更主張するのも胃がねじ切れるような違和感に苛まれるのだけれど、人間はどんなに大切なことも、反吐が出るほど当たり前のことでさえ、忘れたり忘れたふりをしてしまったりする愚かな生き物なのだと思うので、誰もが再確認すればいいなと思っています。(SNSの使い方に対する私の感情は何度かnoteにも書いています。) ただSNSに限らず、「言葉のナイフは人を殺す」とか、そんなのはSNSができる前からずっとある話なんですよ。携帯を持つ前から子供たちはなんとなく気にわないクラスメイトを無視したり菌扱いしたりするし、親や親戚に直に言われた言葉で自殺する子だっています。死んでしまった一人の女の

    花は枯れてしまうから|戸田真琴
    laranjeiras
    laranjeiras 2020/05/25
    SNSは「王様の耳はロバの耳」で秘密をしゃべる葦のようなもの。悪口や秘密を言いたくなる人間を矯正するよりも、葦が秘密をしゃべらなくなる、王様に声が届かなくなるようにしたほうがいいんじゃなかろうか。
  • 電車の窓が全開になり、だいぶスリリングな乗り物になった

    新型コロナウイルスの影響で、どの電車も窓を開けて走るようになったわけだが、気候が良くなるにつれ、その開き方もだいぶ大胆になってきた。 初めは、車両端の何枚かの窓が、上の方だけ申し訳程度に開いているだけだったが、今や、あらゆる窓が全開になり、走行中の風の吹き込み方には恐怖を覚えるほどである。 例えば、新聞を読んでいたら、手から吹き飛びそうなほどだ。というか、実際に飛んで行ったのを見たことがある。車内を紙束が舞うというのは、コロナ以前では考えられなかった光景であり、ある種のファンタジーさえ感じてしまった。 そうして、恍惚にしばし酔っていると、落語のような呼応として、隣の車両から週刊誌が飛んで来ることになる。それは丁度真ん中あたりのページで開かれており、蝶のように片半分ずつを揺らしながら舞っていき、寝ているおじいさんの頭に乗る。カツラのようである。 もちろん、電車からは何物かが飛んで行くだけでは

    電車の窓が全開になり、だいぶスリリングな乗り物になった
    laranjeiras
    laranjeiras 2020/05/25
    俺が子どもの頃の昭和50年代の国鉄には路面電車のように扉がない客車が残っていて、手すりを掴んで外に乗り出すのが気持ちよかった。トイレも垂れ流しだからいろいろ危険だった。