東京都八王子市南新町の3階建てアパートで17日、金属製の階段が崩れ落ち、階段を上がっていた住人の50代女性が約2メートル下に転落したことが八王子署への取材で判明した。けがをした女性は意識不明の重体という。階段の腐食が原因の可能性があり、同署が業務上過失致傷容疑で調べている。 八王子署によると、崩れたのは同アパートの1階と2階をつなぐ階段の一部。17日午後2時20分ごろに女性が上っていた際、突然崩落し、階段ごと転落した。階段の踏み板は金属製だったが、腐食していた木製の側面部分が破断したことが原因とみられる。 アパートは築10年未満だったが、建物の他の部分にも腐食が確認されたため、住人の全8世帯が近隣のホテルや知人宅に避難しているという。【鈴木拓也】