試験対象は、ごく微量のピーナツにも反応する成人15人(抗菌薬前処置なし10人+あり5人)。健康な腸内細菌叢を持つドナーの便から作った凍結カプセル36個を、数時間かけて服用してもらった。 その結果、4カ月後の調査で、10人中3人がピーナツを数粒食べられるまでに改善していた。 続く段階では、移植前に抗菌薬を投与し、患者自身の腸内細菌を減らして移植菌が定着するかを確かめた。すると、5人中3人で改善が見られ、反応が出るまでに4粒を超えるピーナツを食べられるようになるという、前処置が菌の定着効率を高めたことを示唆する結果が出た。改善したのは全体で15人中6人で、安全性の問題は報告されなかった。 チームは過去の研究で、食物アレルギーを持つ乳児の便を、アレルギーを起こしやすい系統のマウスに移植するとアナフィラキシーが起きる一方、健康な乳児の便では逆に防御が働くことを確認し、その鍵となる菌株をいくつか特定

