“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
東京の都心にある一等地。その一角に異様な光景が広がっていました。ビルの出入り口につり下げられていたのは悪臭を放つ生魚や生肉。そして、壁になぐり書きされた「解決済み」という文字。そこで行われていたのは、ビルの入居者に対する執ような「地上げ」でした。一体誰が、何のために。私たちは取材を始めることにしました。(首都圏局 不動産のリアル取材班/古本湖美・竹岡直幸・尾原悠介) 関連記事 マンション高騰 東京で再び地上げ “都心に土地ないから作る” ※空前の高騰が続く令和の不動産市場。その舞台裏で何が起きているのか、私たちは「不動産のリアル」として取材を続けています。みなさんからの情報や体験をこちらまでお寄せください。 問題のビルは築49年、地下1階、地上4階建ての建物。多くの乗降客が行き交う都心のJRの駅から歩いて数分。閑静な住宅街を抜けたところにそのビルはありました。 若者や外国人が入居し、さらに
「長野県の一部地域ではごみを捨てる際に袋に名前を書かなければいけません」 NHKに寄せられたこの投稿に驚いた県外出身の私。なぜ長野県では、ごみ袋に名前を書かなければいけない地域があるのでしょうか、背景を探りました。 (篠田祐樹)
“無理やり勃起させられ、覆いかぶさるように挿入させられました” “手錠で拘束され、無理やり射精させられました” “男が被害者だなんて信じてもらえないと思い、誰にも相談しませんでした” これは、性暴力の被害に遭ったという男性たちのことば。取材班の元に、約400人の男性が声を寄せてくれました。 挿入“される”被害より、挿入“させられる”被害が多いこと、社会の無理解や偏見に苦しめられていること、そして誰にも言えずに孤立していること・・・。勇気を振り絞って明かしてくれた、男性たちの思いに耳を傾けます。 (「性暴力を考える」取材班) ※この記事では性暴力被害の実態を広く伝えるため、被害の詳細について触れています。フラッシュバック等 症状のある方はご留意ください。
「人工の雨でがけ崩れを起こす実験をしていたところ、予想を上回る大量の土砂が崩れ落ち、15人が死亡…」 50年前のNHKニュースで、アナウンサーが緊迫した様子でこう伝えた。東京の多摩地区や川崎、横浜の丘陵地帯で相次いでいた土砂災害のメカニズムを解き明かそうと行われた実験が、一転して大惨事になったのだ。 「川崎ローム斜面崩壊実験事故」はなぜ起きたのか、50年後の今に何を問いかけるのか。 (首都圏局/ディレクター 三島康生) 3.2秒の悲劇 実験は昭和46年11月11日、当時の科学技術庁や建設省などによって、川崎市の生田緑地で行われた。土砂災害を再現して防災対策に生かそうと、実際の斜面に散水ポンプで大量の雨を降らせたのだ。しかし、実験中に予想を超える斜面崩壊が起こり、現場に立ち会っていた15人が犠牲となった。
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2019年09月19日 (木)その防水スプレー、ちょっと待って! ※2019年6月20日にNHK News Up に掲載されました。 翌日の山登りを楽しみにしていた男性は、風呂場で倒れて亡くなっていたそうです。原因が梅雨の今、利用することも多い防水スプレーだったとしたら。正しい使い方、知ってください。 ネットワーク報道部記者 伊賀亮人・ 木下隆児 ある医師の呼びかけ 梅雨まっただ中の今、ある医師のツイートが話題を呼んでいます。 投稿したのは外科と救急が専門の千葉県の医師の男性です。クライミングが趣味で、登山の際に役立つ医療情報などをツイートしていて、その一つとして過去に同僚の医師が担当した患者を思い出したことが投稿のきっかけだそうです。 「数年前、登山に行く前日に自宅の浴室でカッパや登山用品に防水スプレーをかけていた男性が、密閉された空
8月放送のエンデ「モモ」のシリーズで、2011年にスタートした「100分de名著」がついに100シリーズ目を迎えました。そこで、歴代もっとも長く司会を務めた伊集院光さんと同じく歴代もっとも長くプロデューサーを務めたAが、裏話を交えながら100シリーズを振り返り、外からでは見えにくかった、番組の魅力の源に迫る対談を企画しました。前後編でお送りします。ぜひご一読ください。(構成:仲藤里美) ※写真は、対談開始前の約1分間ほどの時間で撮影したもので、対談本編は、ソーシャルディスタンス、換気、消毒などに十分な配慮をして行いました。 「見栄を張るな」と自分に言い聞かせていた プロデュ ーサーA (以下A) 「100分de名著」が、今年8月放送の『モモ』で100シリーズ目を迎えました。伊集院さんには2012年からこの番組の司会を務めていただいていますが、最初に出演が決まったときのことを振り返っていただ
「ヴ」 皆さんは、この文字、発音を普段どれくらい使っているだろうか? この春、世界からこの「ヴ」が消えようとしている。 といっても国名の話だ。 「セントクリストファー・ネー『ヴ』ィス」というカリブ海の国の名前が「セントクリストファー・ネービス」に、そして「カーボ『ヴ』ェルデ」というアフリカにある島国が「カーボベルデ」に変わる。これで日本語の国名からは『ヴ』がなくなるのだという。 なぜ変わるのか、そもそも外国の日本語名ってどうやって決めているのか。そんな外国にまつわる日本語の不思議を探ってみた。 (政治部・外務省担当 小泉知世) 国名ってどうやって決まるの? 「ヴ」の消滅を知ったきっかけは、1月から始まった通常国会だった。 この国会に外務省が提出している唯一の法案が「在外公館名称位置給与法」の改正案だ。 この法律は、海外にある日本の大使館や総領事館の名前、それに海外で働く職員の手当などを定め
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年07月14日 (木)熱中症 早期発見のポイント 梅雨が例年よりも早く明け、熱中症で病院に搬送された患者は、去年の3倍と報道されています。 熱中症は、重症化すると死に至る病気ですが、「防げる病気」でもあります。 そこで今回は、熱中症の症状に早く気づくポイントについてお伝えします。 熱中症というのは、高温の中で「脱水症」と「臓器障害」という2つの大きな症状が出る病気です。 症状としてはまず「脱水」が進むので、脱水を起こしているかどうかの見分け方を知っておくと、早期発見に役立ちます。 見分け方です。 (1)親指の爪の先をおさえて放す(画像参照) ・・・健康であれば、放すとすぐに赤みが戻ります。3秒以上白いままだったら、脱水を起こしているサインです。 (3)舌の状態を見る ・・・健康な人の舌は色が赤く、表面は滑らかです。脱水を起こして
身近な乗り物、自転車。 走行中に突然壊れ、乗っていた人が大けがをする事故が増えています。 男性 「気づいたら顔中血だらけ。」 男性 「まさかボキッと、ぐにゃっと曲がってしまうってことは予想してなかったです。」 車輪はもげ。 フレームは真っ二つに。 こんな、思いもかけない事故がなぜ増えているのか。 今日(19日)は、製品としての自転車の安全性を考えます。 近田 「まずは、こちらからご覧ください。」 上條 「走行中に突然壊れるという事故があった実際の自転車です。 前輪と後輪をつなぐフレームの部分が真っ二つに折れています。」 近田 「毎日、自転車乗ってらっしゃるっていう方もいらっしゃるでしょうから、想像するだけ怖いですよね。」 上條 「壊れるとは思いませんもんね。 実は、自転車の製品としての安全基準を定めた法律というのは、日本にはないということを皆さんご存じでしょうか。 民間の団体が作っ
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