台湾でも新型コロナウイルスの感染が拡大し始めていて、蔡英文総統と一緒に食事をした人の感染が確認されたため、総統は今月14日まで公邸で隔離されることになりました。 8日、記者会見した台湾総統府の張惇涵報道官によりますと、総統の公邸で今月4日に開かれた親族の食事会の参加者の1人が新型コロナウイルスに感染していることが8日確認されました。 蔡総統は検査を受けた結果、陰性だったということですが、当局の規定に従って今月14日まで公邸で隔離され、この間の公務はオンライン会議などの方式で行うとしています。 台湾の感染状況は今のところ周辺の国や地域と比べて深刻ではありませんが、それでも今月に入って変異ウイルスのオミクロン株の感染が拡大し始めていて、当局の発表によりますと、8日の域内での新たな感染確認は384人で、デルタ株の感染が拡大していた去年6月以来の多さとなっています。 台北駅に設けられているワクチン