米国を代表するスポーツカーのひとつ、ダッジ『バイパー』の生産が、間もなく終了することが分かった。 画像:ダッジ バイパー これは6月21日、ダッジブランドを擁する米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)USが明らかにしたもの。「2017年モデルとして、6月24日から受注を開始する5種類の限定車を最後に、バイパーの生産を終了する」と発表している。 現行バイパーは4世代目モデル。2012年4月、ニューヨークモーターショー12で、SRTバイパーの名前で発表された。バイパーには、現在のダウンサイジングトレンドとは無縁の大排気量V型10気筒ガソリンエンジンを積む。 このV10は先代同様、排気量は8.4リットル。しかし、ピストンやインテークマニホールド、エグゾーストバルブなどに、大幅な改良を受けており、最大出力は640ps、最大トルクは83kgmを引き出す。これは先代